みなさんこんにちは、みら*です〜。
今回は、というか今日は、「小さな平和美術展」の搬入に行ってきましたので、
その様子を徒然なるままにお伝えしていきたいと思います✨✨
時は、2019年8月ー…。
まだコロナの影も形もなかったあの頃。
北浦和にある埼玉県立近代美術館館にて、私は大学を出てから初めてとなる、
パッチワーク作品の展示をした。それこそが、埼玉平和美術展だったのであるー…。
時は過ぎ、2020年8月。
昨年と同じように、平和美術展の案内はがきが届いた。
だがそこには、「コロナの状況によっては中止します。」と書かれていた。
職場でも、コロナの影響で雰囲気がガラリと変わっていて、
不要な外出は控えるよう、指示の文書が貼ってあった。
みんな。もう日本中が、不安と焦りの気持ちでいっぱいだったと思う。
そして8月の搬入当日。その日は休みだった。
私は、いつものようにパッチワーク作品をつくりながら、YouTubeを見ていた。
その人気YouTuberは、24時間ピアノを弾いた男性だった。
私が絵を描いている時、パッチワークをしている時、
「今何かを頑張っているみんな。一緒に頑張ろう。」と
YouTubeライブの中で励ましてくれた彼の姿が眩しかった。
私も、そんな彼のようにみんなを、日本を明るくする存在になりたいと思った。
すると、「お絵かきムービー」の広告が流れ、私はその広告に釘づけになってしまった。
結果、8月の平和美術展には参加しなかった。
まぁ、コロナだし仕方ないもんな。
でも、ちょっともったいなかったな。
そして10月。「小さな平和美術展」の案内が届いた。
うん。待て?これは奇跡じゃないか?
ちょっとワクワクした次の日に、なんたることか。案内の封筒をなくしてしまった。
事務局長の方に連絡を取り、
まずは謝罪をし、「出展してみたいです。」と伝え、再送してもらえることになった。
一晩で大切なものをなくすとか、電話をかけるとか。
「いつもなら、こんなことないのに…。」
運命のいたずらとしか思えなかった。
よし、平美展に向けて作品をつくろう!
と、画用紙を用意したり、額もそろえてみたり。
でも、いくら考えても作品のイメージが湧かなかった。
ほんの少し浮かんでも、自分が納得できるものではなかった。
パッチワーク教室の宿題も、このところ出来ていなかった。
絵コンテを描くために、色んな動画を見て勉強していて、
最初は、ホワイトボードにイラストを描くことに慣れなくて苦戦していたが、
思いつきで色んなイラストを描いていくうちに、少しずつ馴染めてきた感覚を得た。
平美展のため!、と用意した画用紙は、鬼滅の刃、煉獄さんのイラストになっていた。
思った通りには進まなかったが、楽しく過ごすことができた。
「小さな平和美術展」の案内はがきを知り合いに渡すと、
「トークに出る方知ってますよ。長く活動されてますよね。」と受け取ってくれた。
友だちに伝えると、「すごいね、見に行くよ。」と言ってくれた。
Facebookに投稿すると、「応援してるよ〜!」とコメントがついた。
(みんな、本当にありがとう(´;ω;`))
そして…ついにこの日を迎えた。
いつも昼過ぎまで寝ている私が、朝6:30に起きた。
過去の作品(今年の4〜5月につくったもの)を持っていくことにした。
作品の額装をする。
A4サイズのものは、色も形もぴったりだったが、
8つ切りサイズのものは白い木の色をしていたが、これだと作品に合わないので
なんとか黒に染めたくて、絵の具を塗ったが弾いてしまい、
油性マーカーで塗っても塗装で弾いてしまう。
黒い画用紙か布でカモフラージュしようとするが、接着剤さえも弾く。
次に、タイトル。
私の抽象作品の悪いところ、タイトルが浮かばないこと笑
少し考えて、つけたタイトル…
「作品No.①」「作品No.②」…。こんなんでいいのかな??笑
最後に、値段…。
当初は、5000円のものを3点持っていく予定だったが、
どれも一生懸命描いたもので、とても気に入っているので
考えたときに値段は当然跳ね上がる…。
あぁ、もう出発時間!
揺れる電車の中で、考えごとをしていた。
あの頃(大学生の時)は、みんなで作品つくって、たくさん展示したなぁ。
作品も大きいものばかりだったから、みんなで手伝ったなぁ。
最後は打ち上げもしたりして、帰りは電車で眠ってたな。
今は…。ひとりで頑張るしかないのかな。
その時、脳内にインスピレーションが起こる。
白く輝く世界が広がって、そこには、たくさんの天使たちが暮らしていた。
幸福のイメージであることは、分かった。
着いたのは、「愛の町、鴻巣。」
人も少なかったのでマスクをとると、
曇っていて湿った空のにおいと、静かな住宅街の、落ち着くにおいがした。
着いたそこは、私の予想を遥かに超えるようなところだった。
というか、ごく普通の家だった。
おじさまたちに手伝ってもらいながら、展示を進める。
「俺は、こんな綺麗な絵は描けないよ。」そう言われた。
平美展メンバーによる
陶芸や、立体や、書道や、木版画や、水彩画、油彩の、美しい風景画や花の絵は
和風の家の中に飾るのには、とても合っていたが、
唯一、私の作品はそぐわなかった。と思う。
アーティストたるもの、自分の作品を魅せる場所は、自分で選ぶべし。
おまけに、額縁もしっくりきていない。…なんじゃこりゃ。笑
それでも。今日1日だけでも、たくさんの方に作品を見ていただいた。
言葉も、たくさんもらった。
ほぼ初対面の人しかいない今日の現場で、(究極的に)人見知りな私が会話をして、
1日そこで楽しく過ごすことができた…。
誰かの世界に触れることは、自分の世界(限界)を広げることだと知った。
お絵かき仲間にリアルで会う日が来るまでに、人見知り治さなきゃな〜。(*'ω'*)
最後まで読んでいただき、ありがとうございました❤️
皆さまと出逢えたこと、心から感謝しています。
では、次のブログでお会いしましょう〜!
縫人みら*