夜勤明けの私は、帰宅後、荷物の確認をして眠りについた。
３時間の睡眠をとり、たくさんの荷物を持って家を出る。
オオサカに行くのは初めてのこと。
一人で新幹線に乗るのも、初めてのこと。
乗車券の買い方すら分からなくて不安になっていたが、
窓口のオペレーターが親切に対応してくれた。
新幹線が発車する時、すごくドキドキした。
何か想いを残そうとしてメモを書いていたが、
明けの疲れで、書く気力もなくなり、音楽を聴きながらぼーっとしていた。
新横浜・・・名古屋・・・新大阪🚅💨
ヒプノシスマイクを知っている方なら、ここで気づくものがあるだろう。
そう、ヨコハマ、ナゴヤ、オオサカディビジョン。
前日、Keynoteで描いたオオサカディビションの白膠木簓（ぬるでささら）の
イラストを待ち受けにしていた。
私にとって未開の地であるオオサカでも、
簓（ささら）がいてくれたら、「ようこそー！」って笑って迎え入れてくれそうな気がした。
まさか、自分がひとりでオオサカまで行くことがあるとは思っていなかった。
２月、３月初めでも何となく行く気になれなかったと思う。
３月の下旬だったからこそ、ようやく私自身も行こうという気になれた。
「まもなく、新大阪、新大阪。」アナウンスがそう告げた時。
イヤホンから流れた曲は、”あゝオオサカ Dreamin' Night”
偶然とは思えなかった。
オオサカに歓迎されているような、気がした。
時間も、だいぶ遅かった。
目的の駅についてから、ホテルのチェックインの時間が迫っていたので
焦ってしまい、むしろ遠回りしてしまった。
受付の方は、チェックインの時間は過ぎていたが、
私が来るのを待っていてくれていて、親切に対応してくれた。
「埼玉からですか。長旅、大変でしたね。
結構ひとりごと言ってる方、いるんですけど、会いましたー？
オオサカは基本そういう人ばかりなので、変に思われるかもです。」
と、言われた。
そんな人には今回は会わなかったが、
後日、私自身がよくひとりごとを言っていることに気づいた。
「・・・変な人って思われてないかな？」
「まぁ、迷惑にならなければ、いっか。」
「というか、むしろオオサカにいれば、うまく馴染めるんじゃ？」
という、ひとりごと笑
最近、昼夜逆転甚だしく。
朝の５時まで眠れない私が、その日は旅の疲れからか０時には眠ることができた。
まぁ、ホテルのWi-Fiが弱くていつものゲームができなかったのもあるし、
ベッド分しか自分の空間がなかったのもあるし。
理由は他にもあるのだろう。
翌日は、今回の旅のメインイベント
お絵かきムービークリエイターの講義と修了パーティー。
いつもはオンラインでしか交流のなかったクリエイター仲間だが
今回はリアルで会うことができた。
初めて会う方もたくさんいたが、
ほとんどオンラインで名前やその活躍を見かける方ばかりなので、
「〇〇さんですよね！いつも見てます。」という感じだった。
お絵かきムービーをつくることで、
会ったことがない人からも「〇〇さんですよね！ファンです。」と
声をかけられる状態を作り出してしまうのですが、
さて、そのお絵かきムービーをつくるクリエイターさんがたくさん集まったら・・・
お互い知らないはずないですよね。
つまり、どこよりも早くお互いの交流を深められる集団ってこと。
素晴らしい。
あと、もう１個言いたい。
私は、この半年間は福祉の仕事をしていて、
基本的には自分には使える時間はあまりなかったし、
コロナにかかったら仕事もできなくなるから、
これまで大阪や東京に行ったり、みんなとの交流の場にいることはなかった。
慣れないことは苦手だし、なんて話していいか分からないし。
けど、こんな自分でも、クリエイター仲間としていさせてくれて。
話しかけてくれて、居場所をつくってくれて。
驚きの方が大きいけど、楽しい時間を過ごさせてもらっていることに
感謝しています。ありがとうございます。
さすが、選ばれた集団なだけあって
誰かを蹴落とそうとか、陥（おとしい）れようとか、そういう感じが全くなくて、
むしろ、みんなで一緒に頑張ろうって励ましあって
誰かが困っていたらすぐ誰かが手を差し伸べてくれる、そんな集団だから、
私も、安心してここにいれるんだね。
そんな感じで、素晴らしい仲間達と最高の時間を過ごしてきました。
その日も私は疲れたので、私は早めにホテルに行きました。
雨の中、イルミネーションが綺麗でした。
翌日は曇りでした。
近くにちょうど通天閣があったので、登ってきました。
周りはお店が並んでいました。
どれも看板や文字がすごく大きくて、飾りもすごく豪華でした。
射的やガチャガチャが多かったのと、
たこ焼き、お好み焼き、唐揚げ、串カツのお店、劇場、動物園、・・・
見応えもあるので、オオサカを観光される時にはおすすめだと思いました。
ちょうど雨風が強くなってしまい、
途中で転んでしまい、お土産をまとめて入れていた紙袋も破けてしまい、
靴も荷物もびしょ濡れになりながら帰路に着きました。
新幹線の中、夢の中で簓（ささら）が肩をたたいてくれました。
「また来たってやー。」と、にっこり笑って見送ってくれました。
楽しかった！
オオサカ、ありがとうーーー！！！
オオサカでの思い出を経て、
すっかり簓（ささら）とオオサカディビジョンのファンになってしまった
みら*なのでした。
みら*
